公開講座

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開催概要

例をあげるまでもなく、人間の生活にとって「笑い」は必要不可欠な表現であり、 表情であり、また反応であり、コミュニケーションである。「笑う」という身体動作が、 生理学的反応として、また脳内活性化作用として理解されている一方で、「笑い」は世界を睥睨し、社会を斜に眺め、人間関係を俯瞰する。また「笑う門には福来る」の箴言のごとく、「笑い」は人びとに幸福の兆しを芽生えさせ、人生の機微を表象し、次なる「笑い」を惹起する。本講座では、2010年度より行なっていた公開講座「落語という世界」「続・落語という世界」「続々・落語という世界」の成果と未発表部分をふまえ、新たに整備しなおした講義=舌技を展開する。落語についてのさらなる言及は申すに及ばず、漫才、コント、色物のような演芸から喜劇(舞台、映画、文学)までを含めた壮大な「笑いの世界」の扉をこじあけることを試みる。聴講の条件はただひとつ、「笑顔」である。

講師

講師:小林昌廣教授(情報科学芸術大学院大学)

1959年東京生まれ。大阪大学大学院医学研究科博士課程単位取得。医療・哲学・芸術の三点から見た身体論を構築。専門は医療人類学、身体表現研究、表象文化論、古典芸能批評。歌舞伎は三歳の頃から見続けている。古今亭志ん朝と同じ町内会であったのが自慢。主著に『病い論の現在形』『臨床する芸術学』など多数。

講義スケジュール

開催日程及びテーマ
講義回 開講日 講義テーマ
第一回2012年4月20日(金)はじめに 〜笑いの哲学〜
第二回2012年5月11日(金)笑いの歴史(1) 〜話芸から落語へ
第三回2012年6月1日(金)笑いの歴史(2) 〜落語 vs. 漫才
第四回2012年6月22日(金)笑いの歴史(3) 〜コメディの系譜
第五回2012年7月13日(金)落語とメディア(1) 〜落語を読む
第六回2012年8月3日(金)落語とメディア(2) 〜落語を聴く
第七回2012年8月24日(金)落語とメディア(3) 〜落語を観る
第八回2012年9月14日(金)喜劇人論(1) 〜バスター・キートン
第九回2012年10月5日(金)喜劇人論(2) 〜榎本健一
第十回2012年10月26日(金)喜劇人論(3) 〜お楽しみ
第十一回2012年11月16日(金)笑いの周辺(1) 〜落語と歌舞伎
第十二回2012年12月7日(金)笑いの周辺(2) 〜狂言素描
第十三回2013年1月11日(金)喜劇名作論(1) 〜作品未定
第十四回2013年2月1日(金)喜劇名作論(2) 〜作品未定
第十五回2013年3月1日(金)おわりに 〜わが愛しき喜劇人たち

お申し込み方法

終了しました。

お申し込み・お問い合わせ先

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