公開講座のご案内

開催概要
例をあげるまでもなく、人間の生活にとって「笑い」は必要不可欠な表現であり、 表情であり、また反応であり、コミュニケーションである。「笑う」という身体動作が、 生理学的反応として、また脳内活性化作用として理解されている一方で、「笑い」は世界を睥睨し、社会を斜に眺め、人間関係を俯瞰する。また「笑う門には福来る」の箴言のごとく、「笑い」は人びとに幸福の兆しを芽生えさせ、人生の機微を表象し、次なる「笑い」を惹起する。本講座では、2010年度より行なっていた公開講座「落語という世界」「続・落語という世界」「続々・落語という世界」の成果と未発表部分をふまえ、新たに整備しなおした講義=舌技を展開する。落語についてのさらなる言及は申すに及ばず、漫才、コント、色物のような演芸から喜劇(舞台、映画、文学)までを含めた壮大な「笑いの世界」の扉をこじあけることを試みる。聴講の条件はただひとつ、「笑顔」である。
- 日程 : 2012年4月〜2013年3月の不定期金曜日(原則3週間に1回。下記講義スケジュールでご確認ください)
- 時間 : 午後6時30分〜午後7時40分(開場:午後6時)
- 会場 : ネットワーク大学コンソーシアム岐阜 ふれあい福寿会館サテライト教室 (ふれあい福寿会館 第2棟9階)
- 受講料 : 無料
- 定員 : 50名 (出席者数によっては椅子のみのお席となることがございます。ご了承ください)
講師

1959年東京生まれ。大阪大学大学院医学研究科博士課程単位取得。医療・哲学・芸術の三点から見た身体論を構築。専門は医療人類学、身体表現研究、表象文化論、古典芸能批評。歌舞伎は三歳の頃から見続けている。古今亭志ん朝と同じ町内会であったのが自慢。主著に『病い論の現在形』『臨床する芸術学』など多数。
講義スケジュール
講義回 | 開講日 | 講義テーマ |
---|---|---|
第一回 | 2012年4月20日(金) | はじめに 〜笑いの哲学〜 |
第二回 | 2012年5月11日(金) | 笑いの歴史(1) 〜話芸から落語へ |
第三回 | 2012年6月1日(金) | 笑いの歴史(2) 〜落語 vs. 漫才 |
第四回 | 2012年6月22日(金) | 笑いの歴史(3) 〜コメディの系譜 |
第五回 | 2012年7月13日(金) | 落語とメディア(1) 〜落語を読む |
第六回 | 2012年8月3日(金) | 落語とメディア(2) 〜落語を聴く |
第七回 | 2012年8月24日(金) | 落語とメディア(3) 〜落語を観る |
第八回 | 2012年9月14日(金) | 喜劇人論(1) 〜バスター・キートン |
第九回 | 2012年10月5日(金) | 喜劇人論(2) 〜榎本健一 |
第十回 | 2012年10月26日(金) | 喜劇人論(3) 〜お楽しみ |
第十一回 | 2012年11月16日(金) | 笑いの周辺(1) 〜落語と歌舞伎 |
第十二回 | 2012年12月7日(金) | 笑いの周辺(2) 〜狂言素描 |
第十三回 | 2013年1月11日(金) | 喜劇名作論(1) 〜作品未定 |
第十四回 | 2013年2月1日(金) | 喜劇名作論(2) 〜作品未定 |
第十五回 | 2013年3月1日(金) | おわりに 〜わが愛しき喜劇人たち |
お申し込み方法
終了しました。
お申し込み・お問い合わせ先
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜 事務室
岐阜大学サテライトキャンパス
〒500-8844
岐阜市吉野町6-31 岐阜スカイウイング37 東棟4階
電話:058-212-0393 / FAX:058-212-0391
eメール:info@gifu-uc.jp(※e-mail送信の際は@を半角に変換してください)