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Joint Program令和2年度 人材育成プログラム

開催概要

ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員を対象に、高等教育機関が抱える課題について学内外の有識者の講義を基本に、共に学び、日常業務で活用できるプログラムを目指します。講義内容は、職員育成、教育の質向上、学生のキャリア支援、教職員の能力開発など多岐に亘ります。大学が、教職員一人ひとりが、輝けるように多くの方のご参加をお待ちします。
 なお、直接会場にご来場できない方には、TV会議システムでの配信やe-learningにより受講できるように配慮します。
 e-learningは実施日のおよそ1週間後から視聴となります。パスワード等は後程お知らせします。
 ※第1回、第4回、第5回はe-learningについてはありませんのでご了承ください。

日程

令和2年6月5日(金)~10月9日(金)(全4回)

時間

14時~16時

会場

岐阜大学全学教育棟

受付は終了しました

受講料

無料

対象者

ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員

講義スケジュール及びテーマ

第1回

6月5日

11月13日


担当講師所属大学等

脇 貴典
(筑波大学・人間系ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター・研究員)

※e-learningの実施は未定

【「一人ひとり違った学生に対して教職員の立場でできること~多様な人材と共生する大学キャンパスを目指して~」

大学等の高等教育機関には、多様な発達特性を有した学生が存在します。そして、多様であることは個々に必要とする支援内容が異なることにもつながります。 それでは、障害学生に対して、日々の業務の中で大学教職員の立場からどのような支援が実施できるでしょうか。また、どのような関りが適切でしょうか。本研修では、皆さんが日頃感じている難しさについて、その対応方法を考える機会にできればと考えています。

第2回

7月10日


担当講師所属大学等

吉田 一惠
(愛媛大学・教育学生支援部・愛媛大学SD統括コーディネーター/能力開発室長)

※e-learningの実施あり

大学職員に必要な能力と専門性

昨今,高等教育機関の職員に求められる能力が高度化・多様化している。例えば,R2.3.30公表の 「ガバナンス・コード」には「教職協働による質の高い法人経営を実現できる高度な専門職」や 「事務職員の高度化の実現」について記されており,職員が大学運営でも積極的かつ重要な役割を 担うことが強く求められている。このような背景に基づき,本プログラムでは,「高等教育機関を 取り巻く環境・改革や,職員に求められる能力と専門性について理解を深める」ことを目指す。

第3回

9月18日


担当講師所属大学等

原  圭寛
(湘南工科大学・工学部・総合文化教育センター・教職センター・講師)

※e-learningの実施あり

アクティブ・ラーニングを促す学士課程の構築

「アクティブ・ラーニング (AL) の導入」は,近年は大学教育において半ば義務化されているような感すらある。しかしALに対する共通認識は確立されておらず,議論・実践共に混迷する一方である。加えて今日では,「汎用的技能」を獲得させる手法としてALが注目されているが,「汎用的技能」の獲得を目指す授業の展開は,大学教員個々の研究との乖離が生じやすい。更にALの一つとして注目を集めるPBLなどの手法は,一授業の運営方法というよりはカリキュラムの構築方法であるにもかかわらず,ALがカリキュラムの次元で議論されることは非常に稀である。 上述のような問題点を踏まえ,本講演では1) ALの成立背景を確認し,2) ALの主目的とされる「汎用的技能」という概念自体の問題点をコンピテンス論の観点から検討したうえで,3) これらを踏まえたDP・CPの構築と具体的なALの展開方法を提案する。

第4回

10月9日


担当講師所属大学等

竹中 喜一
(愛媛大学・教育・学生支援機構・教育企画室・講師)

※e-learningの実施あり

教育効果・学習成果の評価方法とその実践

学生が何を学び、何ができるようになったかを考えるためには、教育効果や学習成果に関するデータを収集・分析し、その結果を組織の教育改善に活用していかなければなりません。本プログラムでは、教育効果や学習成果に関するデータの収集・分析・活用といった一連の流れを推進するための実践的な方法について学びます。特に、教育効果や学習成果を評価するための方針や指標、関連するデータの切り口を中心に考えていきます。