開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、加盟機関の教職員を対象とした「人材育成プログラム」を開催いたします。皆さんと共に学び、その成果を日常業務で活用できるよう、高等教育機関が抱える様々な課題や最近のトピックに関する内容を準備いたしました。
教職員の皆さん一人ひとりが輝き、より良い大学運営が成されるように、多くの方のご参加をお待ちしております。
日程
令和3年5月28日(金)~10月29日(金)(全4回)
時間
14時~16時
会場
岐阜大学全学教育棟
受付は終了しました
受講料
無料
対象者
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員
講義スケジュール及びテーマ
第1回
5月28日(金)
担当講師所属大学等
山本 堅一
(北海道大学
高等教育推進機構
高等教育研修センター
特任准教授)
※e-learningの実施あり
北海道大学のFDSD事業について
北海道大学では,高等教育研修センターが統括し,全学のFDSDを推進しています。高等教育の専門家がさまざまな研修プログラムを開発・実施し,全学および他機関にも提供しています。毎度多様な参加者で構成される研修では,参加者同士の情報交換等の交流も活発です。 本学のFDSDは,参加を強制しなくともさまざまな年代,職階,領域の教職員が自発的に参加しています。講演では,本学がどのようにFDSD事業を行っているのかに関する情報を共有し,どのように成果を出しているのか,という点についてご説明いたします。
第2回
7月16日(金)
担当講師所属大学等
村田 晋也
(愛媛大学
教育・学生支援機構
教育企画室 講師)
※e-learningの実施なし
後輩の成長を促すコーチング
職場では、上司・先輩が部下・後輩を指導する様々な場面があります。その際、単に答えを提示することもできますが、相手の成長を期待するのであればコーチングのノウハウを活用して支援・指導することをお勧めします。スポーツのみならず人材開発分野でも広く用いられているコーチングは、相手の目標達成を促すことに焦点を当て、コミュニケーションを通して相手の持つ答えを引き出す点に特徴があります。本プログラムでは、コーチングに関する知見やスキルの幾つかに触れ、職場での活用を検討できるようになることを目指します。これらのノウハウは、(広義の意味で“後輩”とも言える)学生を指導し、成長を支援する際にも役立つものです。この視点も含め、包括的に本講を進めます。
第3回
9月17日(金)
担当講師所属大学等
倉部 史記
(進路づくりの講師
高大共創コーディネーター
NPO法人NEWVERY理事)
※e-learningの実施あり
持続可能な学生募集に繋がる、高大接続の実践 ~成功事例から、重要なポイントを考える~
18歳人口が減少し続ける以上、志願者の量で質を担保する発想はいずれ行き詰まります。加えて現在はコロナ禍の影響もあり、進学後の中退を心配される高校やご家庭も増えているようです。進学後にミスマッチを起こさず、ちゃんと伸びる学生を地域の高校と協力して丁寧に育てる姿勢が、これまで以上に重要になっています。本講演ではコロナ禍以前から全国で行われてきた高大接続の実践事例を紐解きながら、高校の信頼を得るために必要なポイントを考えます。
第4回
10月29日(金)
担当講師所属大学等
脇 貴典
(筑波大学ダイバーシティ・
アクセシビリティ
キャリアセンター 助教)
※e-learningの実施なし
発達障害学生へのオーダーメイドによる支援を考える ~仮想事例を用いたグループディスカッション~
大学等に在籍する障害学生数は年々増加しており、特に目に見えない障害と呼ばれる発達障害学生への対応は喫緊の課題となっている。発達障害の理解は進んできたものの、一人ひとりの個人差が大きい発達障害学生は、ケースバイケースでの対応が求められるため、支援を個々にオーダーメイドする必要がある。 本研修会では、仮想事例動画を用いたグループディスカッションを行い、発達障害学生へのオーダーメイドによる支援のあり方について考えていく。