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Joint Program平成30年度 特別な支援を必要とする児童・生徒への対応

開催概要

ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、発達障がいなど特別な支援を必要とする児童・生徒をお持ちの保護者や幼稚園・保育園等教育機関の教職員の皆さんを対象としたプログラムを開催いたします。

 本プログラムでは、専門家の講演により、ご家庭や学校などでの具体的な支援の在り方や支援の実践事例を学び、特別な支援を必要とする児童・生徒への向き合い方、支援の取り組み方を考えていきます。

日程

2018年5月6日(日)~2018年6月24日(日)(全6回)

時間

各回とも9:00~12:00(受付は8:40開始)

会場

岐阜大学サテライトキャンパス(JR岐阜駅前)

定員

各回とも80名(先着順/定員に達したら受付終了)

受付は終了しました

受講料

各回1,200円(コンソ加盟対象 機関教職員は無料)

対象者

保護者、幼稚園・保育園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校等の教諭、その他本プログラムの内容に関心のある方

講義スケジュール及びテーマ

第1回

5月6日


担当講師所属大学等

中部学院大学
 人間福祉相談センター
 天野 菜穂子

発達障がいを持つ子どもの育ちを支える

発達障がいを持つ子どもさんの成長は、通常のお子さんに比べ特徴的であると言われる半面、その子らしさがにじみ出て、それでは息苦しいのではないかと思うほどの誠実さがあります。成長の中で見せる様々な側面が周りに理解されにくいところもあります。今回の講演では、発達障がい及びその傾向を持つ子どもさんの発達の様子を紹介し、それがどんな成長に結びついているのか、またそのお子さんの周囲にいる大人がどのような理解や対応をすれば子どもさんの成長に貢献できるのかを検討したいと思います。

第2回

5月12日


担当講師所属大学等

大垣女子短期大学
 幼児教育学科教授
 松村 齋

子どもと保護者のココロに寄り添う丁寧な支援について~実践事例を紹介しながら~

障がいや発達に関する知識を持つことは科学的な支援をしていく上で重要です。しかし、支援を必要としている相手は人であり、支援をする側も人です。そこには、人への限りない愛情や思いが何よりも大切なことを多くの子どもや保護者から学びました。そこで、今一度、子どもの内面に寄り添う丁寧な支援とは何か、丁寧な支援を行なうことは何を意味するのかなど、各校園での実践事例を具体的に紹介しながら、自らの実践を振り返り、明日への支援のあり方を学びます。

第3回

5月13日


担当講師所属大学等

岐阜大学
 大学院教育学研究科准教授
 坂本 裕

発達におくれのある子の支援プログラムの基礎基本

遅れのある子どもや自閉症の子どもへの支援プログラムの組み方、実施の仕方について、身辺処理へ支援を中心に演習を含めて行います。

第4回

6月9日


担当講師所属大学等

岐阜大学
 大学院教育学研究科教授
 平澤 紀子

発達障がいのあるお子さんの気になる・困った行動を読み解く

発達障がいのあるお子さんが示す気になる・困った行動には、お子さんのもてる力を高めるヒントがあります。本講座では、行動分析学から、お子さんの行動を読み解き、もてる力を高める支援を考えます。それによって、「何度いったらわかるの」「だめだめ」という否定的な関係から、「いいね」「ありがとう」というポジティブな関係に転換します。ご家族はもちろん、学校や地域で、発達障がいのあるお子さんを支援する方々に知っていただけると幸いです。

第5回

6月16日


担当講師所属大学等

岐阜聖徳学園大学
 短期大学部幼児教育学科教授
 徳広 圭子

障がいのある児童・生徒への家庭支援

障がいのある児童・生徒を支援するとき、支援者である先生たちと保護者がどう関わるかが大切になります。またその兄弟姉妹との関係も大事にしたいものです。そのため前半は障がいのある児童・生徒の家庭支援について、具体的なケースを通して講義します。後半は参加者全員でディスカッションを行い、明日から実践できる家庭支援について演習を行います。

第6回

6月24日


担当講師所属大学等

岐阜聖徳学園大学
 教育学部准教授
 松本 和久

特別な支援を必要とする子どもたちのキャリア発達支援

キャリア教育とは、決して就職のための指導ではありません。社会の中で、子ども、学生、余暇人、市民、労働者、家庭人…といった役割を果たすことを通して「自分らしく生きる過程(キャリア発達)を促す教育」のことを意味しています。本講演では「キャリア発達支援」の考え方をお伝えし、特別な支援を必要とする子どもたちのキャリア発達を促すために、保護者・教師・支援者ができることを考えます。