開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員を対象に、高等教育機関が抱える課題について学内外の有識者の講義を基本に、共に学び、日常業務で活用できるプログラムを目指します。講義内容は、職員育成、教育の質向上、学生のキャリア支援、教職員の能力開発など多岐に亘ります。大学が、教職員一人ひとりが、輝けるように多くの方のご参加をお待ちします。
なお、直接会場にご来場できない方には、TV会議システムでの配信やe-learningにより受講できるように配慮します。
e-learningは実施日のおよそ1週間後から視聴となります。パスワード等は後程お知らせします。
※第1回、第4回、第5回はe-learningについてはありませんのでご了承ください。
日程
2016年6月9日(木)~10月6日(木)(全5回)
時間
14時~16時
会場
岐阜大学全学教育棟
定員
50名
※受付は終了いたしました。
受講料
無料
対象者
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員
講義スケジュール及びテーマ
第1回
6月9日
担当講師所属大学等
日新税理士事務所 税理士
(大阪工業大学非常勤講師)
桐元 久佳
※e-learningの実施なし
部下の育成法-やる気スイッチはどこ?!-
部下のモチベーションアップ 具体的には、どうしたらよいのでしょうか?
今回の講演は、講師からの一方的な理論のレクチャーだけでなく、実際にご参加の受講者の方々にも実践もして頂き、コミュニケーションの肝について、体感して頂けるようなカリキュラムになっております。意外と気付いていない自分のこと。自分の一面をしることで、コミュニケーション力をアップし、仲間との信頼関係を強化させて頂くきっかけになればと思っています。
第2回
7月7日
担当講師所属大学等
小田原短期大学
通信教育部次長
寺尾 謙
※e-learningの実施なし
【「学生サービス」と「厚生補導」のハザマ ~大学事務組織の視点から~
大学における「学生サービス」を考える上で、極めて重要なキーワードとして「厚生補導」が挙げられる。大学における厚生補導は、学生自治活動やサークルなどの課外活動、福利厚生、宿舎、アルバイト紹介、進学就職等学生の生活全般にかかわる事柄に関して、指導・助言あるいは支援する性質を持つものであるため、「学生サービス」全般を指すものとしてとらえることもできる。
実際に、大学設置基準(第42条)においても、「厚生補導」を行うため、専任の職員を置く適当な組織を設けるものとしており、各大学では、学生への対応を主に行う専任の職員が配置されていることが言うまでもない。
本講座では、大学が学生に対して行う「学生サービス」と「厚生補導」をテーマに、それぞれの意味とあり方について、大学事務組織の視点から、今一度、お考え頂く機会を提供したい。
第3回
8月18日
担当講師所属大学等
大阪経済大学
人間科学部
教授 古宮 昇
※e-learningの実施なし
学生が思わず話したくなる傾聴法-話す力を引き出す-
教員に心を閉ざした学生は、授業では不熱心だし、個人対応も労多くして益の少ないものになります。しかし反対に、学生が私たちに心を開いてホンネを話せる関係を作れば、彼らは授業にイキイキと取り組むようになるし、個人対応もよりスムーズに行きやすくなります。そこでこの講座では、傾聴の根本を学んだあと、参加者どうしの実習によって聴く力を伸ばします。楽しい実習になるでしょう(なお、問題学生への対応は本講座の趣旨ではありません)。
第4回
9月15日
担当講師所属大学等
愛媛大学
教育・学生支援機構教育企画室
特任助教 丸山智子
※e-learningの実施なし
教職協働の事例とコツ
「教職協働とは何か」「教職協働はなぜ必要か」について大学関係者の中でもその捉え方は一定ではない。研修では、これからの大学職員の役割や求められる能力を踏まえ、まずこの問いに対して考えたい。
更にSPOD(四国地区大学教職員能力開発ネットワーク)における教職協働体制を紹介し、教員、職員の適正な業務分担、及びお互いを尊重する精神によって実現した事業の成果を考察することによって、教職協働を推進するための重要な視点を示すこととする。
第5回
10月6日
※e-learningの実施なし
教育効果・学習成果の測定方法
教育の質保証の観点から、学修成果の測定とその結果に基づく教育改善が重視されています。各大学ではさまざまなレベルや方法で評価に取り組むことが求められています。
本研修では、学修成果とは何か、学修成果を評価する方法について学びます。併せて評価活動を通じて収集したデータを活用した教育改善に向けた各大学の具体的な取組についても、参加者間で共有する予定です。