開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員を対象に、高等教育機関が抱える課題について学内外の有識者の講義を基本に、共に学び、日常業務で活用できるプログラムを目指します。講義内容は、職員育成、教育の質向上、学生のキャリア支援、教職員の能力開発など多岐に亘ります。大学が、教職員一人ひとりが、輝けるように多くの方のご参加をお待ちします。
なお、直接会場にご来場できない方には、TV会議システムでの配信やe-learningにより受講できるように配慮します。
e-learningは実施日のおよそ1週間後から視聴となります。パスワード等は後程お知らせします。
※第1回、第4回、第5回はe-learningについてはありませんのでご了承ください。
日程
2019年5月17日(金)~11月15日(金)(全5回)
時間
14時~16時
会場
岐阜大学全学教育棟
受付は終了しました
受講料
無料
対象者
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員
講義スケジュール及びテーマ
第1回
5月17日
担当講師所属大学等
荒木 俊博
(淑徳大学大学改革室主任)
※e-learningの実施あり
IR推進の為のIR実践事例と教学マネジメント
IR活動を大学で組織として推進していく為には、何をしたらいいでしょうか?IR活動は大学が持つリソースの規模や組織に応じて、参考となる事例も異なります。本講演では、小規模や中規模の大学がIR活動を推進していく為、中規模大学がどうやってIRに取り組んできたかを、IRの実践事例及び失敗事例や、IRを推進するための教学マネジメント事例を交えながらお話します。
第2回
6月14日
担当講師所属大学等
花岡 宏亮
(大阪大学共創推進部社学共創課社学共創係長)
※e-learningの実施あり
URAとの連携事例から考える事務職員の役割とその実践
近年、大学運営の一層の改善・充実に向けて、事務職員が単なる事務を処理する役割のみに留まるのではなく、教員と事務職員の垣根を越えた教職協働が必要とされています。その際に意識すべき事務職員の役割はどのようなもので、その役割を果たすためにどのように業務に取り組んでいけばよいでしょうか。講演者がこれまでURA(University ResearchAdministrator)と連携して教育研究プロジェクトの推進に取り組んできた事例を踏まえ、今後事務職員に求められる役割やその実践についてお話します。
第3回
7月20日
担当講師所属大学等
原 圭寛
(湘南工科大学工学部総合文化教育センター・教職センター講師)
※e-learningの実施あり
中小規模大学で取り組むアクティブラーニングの理論と実践
今や行うことが当然となってきている「アクティブ・ラーニング」ですが、もともとこの取り組みは、大規模大学におけるいわゆる「マスプロ教育」に対する批判と共に登場しました。従って書籍等で紹介される取り組みも大規模大学向けのものが多く、中小規模大学ではまた異なった「アクティブ・ラーニング」の解釈と方法が必要となってきます。こうしたポイントについて、カリキュラム史研究の知見に講演者自身の小規模大学での実践例を交えながらお話しします。
第4回
10月18日
担当講師所属大学等
吉田 一惠
(愛媛大学教育学生支援部愛媛大学SD統括コーディネーター/能力開発室長)
※e-learningの実施なし
大学の危機管理~事例から考えるハラスメント~
本プログラムでは,大学等において,今,身近にあるハラスメントについて説明すると共に,なぜハラスメントが無くならないのか問題提起します。そして複雑かつ多様化するハラスメントについて,具体的事例を挙げながら,「ケースメソッド」により省察し,①ハラスメント認定のポイント②ハラスメントが起きた場合の対処方法③ハラスメント「施策」を導きだしていきます。
第5回
11月15日
担当講師所属大学等
舩越 高樹
(京都大学学生総合支援センター特定准教授)
※e-learningの実施あり
障害を持つ学生に対し職員ができる支援を考える2
障害者差別解消法の施行に伴い、岐阜県内の大学等においても障害を持つ学生への支援に取り組んでいかなければなりません。そんな中で、教育活動や就学支援・生活支援・就職支援など、日頃の業務において大学職員がどのような支援に取り組めるのか、昨年度に引き続き、実際にあった事例への対応方法等を学びながら、ともに考えてみましょう。※昨年度受講していなくとも本年度の受講に影響はありません。