申込み受付を開始いたしました。
開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、昨年度に引き続き、発達障がいなど特別な支援を必要とする児童・生徒をお持ちの保護者や幼稚園・保育園等教育機関の教職員の皆さんを対象としたプログラムを開催いたします。本プログラムでは、専門家の講演により、ご家庭や学校などでの具体的な支援の在り方や支援の実践事例を学び、特別な支援を必要とする児童・生徒への向き合い方、支援の取り組み方を考えていきます。
日程
令和7年6月1日(日)~11月30日(日)(全5回)
時間
各回とも9:00~12:00(受付は8:40開始)
会場
講義会場 岐阜商工会議所 4階 4-A会議室
定員
各回とも募集定員は50名(先着順)です。※定員に達しましたら受付を終了します。
受講料
各回1,200円(コンソ加盟機関教職員は無料)
対象者
保護者、幼稚園・保育園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校等の教諭、その他本プログラムの内容に関心のある方
講義スケジュール及びテーマ
第1回
6/1(日)
担当講師所属大学等
中京大学
心理学部臨床心理学領域
教授・明翫 光宜
発達症のある子の感情調整支援について:感情心理学入門
発達症、特に自閉スペクトラム症児者は、他者のこころの理解や外の世界の認識の仕方に独自性があるだけでなく、感情の理解の仕方・体験の仕方にも独自性があります。日常生活では、様々な要因が加わって、感情調整不全(その結果としてのパニックや問題行動)が起きてしまうことも多いかと思います。本講座では、自閉スペクトラム症の方の感情調整について焦点をあてて、その困難さの理解と支援方法について一緒に考えたいと思います。
※ 配布印刷物の裏面の先生のお名前に誤記載がありました。
正しくは、教授・明翫 光宜 先生になります。お詫びして訂正致します。
第2回
7/13(日)
担当講師所属大学等
愛知教育大学
心理講座
准教授・髙栁 伸哉
保護者支援ペアレント・プログラムを活用した子どもの理解と支援のコツ
発達障害児者への支援として応用行動分析やペアレント・トレーニング等は有用な方法として知られていますが,保護者や保育士・教員などの身近な支援者が生活の中でできるサポートを促進することで,子どもの理解と支援の質を底上げすることにつながります。ペアレント・プログラムを活用して体験的に子どもを行動面から理解し,生活でできることを広げるための関わり方を考える取り組みを行います。
第3回
9/28(日)
担当講師所属大学等
寺田臨床心理学研究所 所長 /
東海学院大学人間関係学部
客員教授・寺田 道夫
学級や学校に生きづらさを感じる子どもの心の理解と支援の手だて
教室場面で感覚面や学習習得面で難しさを感じるため不安定な行動を取ったり、不登校状態に陥ったりする子どもがいます。そのような子どもをどのように理解し、支援すれば良いか、心の発達モデルと事例を基に学びます。
第4回
10/19(日)
担当講師所属大学等
名古屋学芸大学
ヒューマンケア学部
子どもケア学科児童発達教育専攻
講師・中島 卓裕
発達障害特性のある幼児・児童の遊びと休み時間の過ごし方の発達と支援
近年、幼児期から児童期の子どもの心理社会的適応において、遊びや休み時間の過ごし方の重要性が示されてきました。その一方で、発達障害特性の影響からうまく遊びを通して他者とのかかわりを持ち続けられない子どももいます。様々な理由で他者と安定したかかわりを持ちづらい子どもの理解とその支援について、近年の研究をもとに臨床現場で使える見立てや支援について考えていきます。
第5回
11/30(日)
担当講師所属大学等
中部学院大学
人間福祉学部人間福祉学科
准教授・水野 友有
「特別支援」をひらく ~「障がい」に対する価値観やアプローチ~
2021年の夏、国連は日本に対し、障がいのある子どもとない子どもを分離する教育をやめ、「インクルーシブ教育」を推進するよう勧告しました。日本の教育においても、障がいや特別支援に関する新しい価値観やアプローチが求められる時期に来ているのではないでしょうか。海外の教育事例や国内の先進的な実践を紹介しながら、「インクルーシブ教育とは」「特別支援とは」について、受講者の皆さんとともに考える機会としたいと思います。
申し込み方法
インターネットによる申込み
受付時間:24時間
申込フォームからお申込みください。
電話による申込み
受付時間:9:00~17:00
058-293-3483
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜 事務室へお電話ください。