申込み受付を終了いたしました
開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、昨年度に引き続き、発達障がいなど特別な支援を必要とする児童・生徒をお持ちの保護者や幼稚園・保育園等教育機関の教職員の皆さんを対象としたプログラムを開催いたします。本プログラムでは、専門家の講演により、ご家庭や学校などでの具体的な支援の在り方や支援の実践事例を学び、特別な支援を必要とする児童・生徒への向き合い方、支援の取り組み方を考えていきます。
日程
令和4年6月5日(日)~11月6日(日)(全6回)
時間
各回とも9:00~12:00(受付は8:40開始)
会場
岐阜大学サテライトキャンパス(JR岐阜駅前)
定員
各回とも募集定員は70名(先着順)です。※定員に達しましたら受付を終了します。
受講料
各回1,200円(コンソ加盟機関教職員は無料)
対象者
保護者、幼稚園・保育園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校等の教諭、その他本プログラムの内容に関心のある方
講義スケジュール及びテーマ
第1回
6/5(日)
担当講師所属大学等
岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター
発達精神医学研究所
顧問 高岡 健
さまざまな発達障害の話
発達障害とは、医学的診断名ではなく、社会的概念です。そのことを前提に、今回は、「消えたアスペルガー症候群」「二次障害とは何か」「知的発達症と境界知能と限局性学習症」「場面緘黙」「子どものADHDと大人のADHDは同じか」「スプートニクショックが生んだADHD」といった話をしてみたいと思います。
第2回
6/12(日)
担当講師所属大学等
岐阜大学
教授 坂本 裕
遅れのある子どもの身辺処理の支援
発達に遅れのある子どもにとって排泄,着衣,食事等の身辺処理の自立は,園生活,学校生活,そして,社会生活においてとても大切です。しかし,その自立は自然とできるようになるものでは決してありません。行動の成り立ち(課題分析),手助け(促進),支援計画(プログラム)を子ども一人一人の様子に合わせて考え,支援を行っていきます。今回は排泄に関わる支援を中心に,私がこれまで関わった事例をご紹介しながらお話しします。
第3回
9/4(日)
担当講師所属大学等
東海学院大学
人間関係学部
心理学科
准教授
松森 久美子
ことばの発達と認知の評価
"発達が気になる子どもさんたちの、評価(アセスメント)をもとに、どんな課題があり、どのような支援が必要かについて、主にことばの発達や、認知面での支援に触れます。
WISC-ⅣやDN-CAS、その他の検査ではどのような側面を見ているか。それは、日常的にどうすれば見れるか。支援するには、どのような工夫があるかなどについて、ご一緒に考えましょう。"
第4回
9/25(日)
担当講師所属大学等
岐阜聖徳学園大学 短期大学部
幼児教育学科
教授
徳広 圭子
特別な支援を必要とする子どもや保護者の理解と支援 -スクールソーシャルワークの視点を手がかりに-
子どものいじめや不登校、暴力行為、子どもや保護者の疾病、障害、保護者の育児不安や児童虐待、外国にルーツのある家庭や貧困家庭、DVのある家庭など、特別な支援を必要としている子どもやその保護者が増えています。その支援のために、まずその方たちの置かれている環境を理解した上で、問題の背景に何があるかアセスメント(見立て)し、適切なプランニング(手立て)についてチームで考えるスクールソーシャルワークの視点について学びましょう。
第5回
10/9(日)
担当講師所属大学等
岐阜聖徳学園大学
教授
安田 和夫
当事者視点の指導・支援のあり方を考えようー自己指導能力・セルフアドボカシーの力を育むー
子どもの「こうありたい」という願いをもとに、本人が抱える困難さの軽減や自己実現の達成に向けて、本人も一緒になって取り組む指導・支援のあり方を考えていきます。
第6回
11/6(日)
担当講師所属大学等
恵那市立飯地小学校
教頭
加藤 美香子
特別な支援を必要とする子への具体的な支援~学校での実践事例をもとに~
学校では、特別な支援を必要とするお子さんの実態を多面的に把握し、一人一人の実態に応じてスモールステップでの支援を行います。言語通級指導教室や特別支援学校で行ってきた実践事例を紹介しながら、スモールステップでの支援のあり方について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。