開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、加盟機関の教職員を対象とした「人材育成プログラム」を開催いたします。皆さんと共に学び、その成果を日常業務で活用できるよう、高等教育機関が抱える様々な課題や最近のトピックに関する内容を準備いたしました。 教職員の皆さん一人ひとりが輝き、より良い大学運営が成されるように、多くの方のご参加をお待ちしております。
日程
令和4年6月10日(金)~11月11日(金)(全5回)
時間
14時00分~16時00分
会場
岐阜大学全学共通教育講義棟
受講料
無料
対象者
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教職員
講義スケジュール及びテーマ
第1回
6月10日(金)
担当講師所属大学等
愛媛大学
教育・学生支援機構 教育企画室
特定研究員
藤本 正己
※e-learningの実施なし
OJTによる部下指導
大学職員の業務においては、日常的にOJTが行われています。OJTでは上司自身がこれまで受けてきた指導をもとにして、部下に対する指導を実践していることも多いでしょう。そのため、上司が実践しているOJTが必ずしも部下にとって適切であるとは限りません。
本研修では、OJTに関する基本的な方法や役割、課題を踏まえ、参加者の皆さんの実践内容をもとに、部下にとって適切なOJTによる指導を考えていきます。
第2回
7月15日(金)
担当講師所属大学等
名古屋大学
高等教育研究センター
教授
加藤 真紀
※e-learningの実施あり
アフターコロナの大学教育を考える
2020年度から始まったコロナ禍によって、日本の大学教育はそれまで類を見ないデジタル化を経験しました。私たちはこの経験を今後の大学教育の向上にどのように活用できるのでしょうか。アフターコロナの大学教育像を描くのは容易ではありませんが、約2年間に報告された事例を基に、日本の大学授業のデジタル化や、オンライン化によって加速する大学間連携などを題材として、みなさんと一緒に考えたいと思います。
第3回
8月26日(金)
担当講師所属大学等
名古屋市立大学
高等教育院
教授
山田 勉
※e-learningの実施あり
高等教育の質保証と学生の立場について
学生は、高等教育の中心的なステークホルダーと言ってよいでしょう。にもかかわらず、認証評価などで行われるインタビューでは、一部の学生のみを対象とすることの方がむしろ一般的です。では、『全国学生調査』のように、「みなさん一人一人の回答が我が国の大学教育を良くします」と呼びかけて学生の意見を聴取し、それを各大学が採用すれば、本当に教育の質は保証されるのでしょうか。
この講演では、多様な学生に、その能力と希望に応じて、質保証に参加してもらうことがなぜ必要なのか、またその具体的なあり方についてみなさまと一緒に考えます。
第4回
10月7日(金)
担当講師所属大学等
島根大学
教育・学生支援本部
大学教育センター
講師
原田 健太郎
※e-learningの実施あり
大学におけるIR:10年間の振り返りから見えてくるもの
大学における「インスティトゥーショナル・リサーチ(IR)」は、2010年頃から着目されはじめ、この10年で急速な拡大を遂げた。当初は教育に関するIRが中心であったものの、各大学の経営力を強化することを目的に、研究や経営、評価等の機能を有するIRも実施されるようになった。
本FD・SDでははじめに、日本のIRにおける10年間の歩みを報告した上で、A大学の事例をもとに、IRにおける成功と「失敗」を紹介する。それを踏まえて、有効なIRの在り方を、機能と組織という観点から提案し、参加者の大学でのIR推進を支援することとする。
第5回
11月11日(金)
担当講師所属大学等
熊本大学
大学教育統括管理運営機構
准教授
川越 明日香
※e-learningの実施あり
学修成果を最大化する教学マネジメント
中央教育審議会によるグランドデザイン答申や産業界によるSociety 5.0に向けた対応でも取り上げられている通り、わが国の高等教育機関は新たな時代に対応するための教育改革推進が求められている。また、コロナ禍で急速に進んだオンライン授業によって、今後さらに学生の学修成果を最大化する教学マネジメントの充実・推進が必要不可欠になっている。そこで本FD・SDでは、熊本大学における学修成果の可視化に向けた取り組みを紹介するとともに、参加者の所属機関において学修成果を最大化する方策について考える。
申し込み方法
電話による申込
受付時間:9:00~17:00
058-293-2135
岐阜大学 学務部 教学企画課へお電話ください。
メールによる申込
info@gifu-uc.jp
※受付時間:24時間