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Public Course令和元年度 岐阜に生きる 岐阜と生きる

開催概要

ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、2019年度公開講座「岐阜に生きる 岐阜と生きる」を開催いたします。ここでは、加盟機関の教職員が、最近の研究成果等を踏まえ、岐阜県の産業・技術・自然・教育など、岐阜に関する様々な身近なトピックをお話します。高校生以上の方ならばどなたでも無料で参加いただけます。また、一部の講義は、インターネットによるオンデマンド配信により受講することもできます。

日程

2019年5月~2020年2月の不定期木曜日(全10回)

時間

14時~15時30分 (受け付けは13時40分~)

会場

岐阜大学サテライトキャンパス(JR岐阜駅前)

定員

各回とも50名(先着順)

受講料

無料

対象者

一般

インターネット配信(オンデマンド配信)について

直接会場で受講できない遠方の方には、インターネットによるオンデマンド配信をいたします。お申込みの際にご選択ください。
インターネットによる配信は、視聴専用ページのアカウントを発行し、メールで詳細を送付します。

  • 配信動画は各講義日の約1週間後からご視聴いただけます。
  • 視聴できる期間は約2週間です。

※一部インターネットによる配信で受講できない回があります。下記の講義スケジュールでご確認ください。

講義スケジュール及びテーマ

第1回

5月23日(木)


担当講師所属大学等

岐阜聖徳学園大学
看護学部
専任講師 寺田 美和子

いつまでも私らしく生きる

超高齢社会を迎えた日本では老いること、認知症になることは身近な課題です。老いても私らしく生きる一つの方法であるボランティア活動、認知症になっても私らしく生きるための認知症への支援を、岐阜県の現状も含めて、お話します。

第2回

6月20日(木)


担当講師所属大学等

東海学院大学
人間関係学部
講師 脇田 正

岐阜県の教育 むかし・今・これから

近年の社会の急速な変化は、学校教育にも押し寄せてきています。「不易と流行」 社会の変化に柔軟に対応しつつ、変わらず大切にすべきものは揺らぐことなく大切にし続ける。そのような学校教育の歩みを岐阜県の明治期から現代までを辿って考えてみます。それは、県教育のこれからにもつながる営みであると考えます。

第3回

7月25日(木)


担当講師所属大学等

中京学院大学
経営学部
准教授 金治 宏

認知症の人が安心して暮らせるまちづくり

高齢者人口の急増ともに認知症を発症する人が増え、認知症への関心が高まっています。認知症の人をいかに支えるかは、社会全体の課題であると同時に、地域に暮らす私たち一人一人の課題でもあります。岐阜県内でも認知症の人が暮らしやすいまちづくりが始まっており、本講座では、まちづくりを実現するうえで大切なことを、実践事例を用いて紹介します。加えて、認知症の人の人権についても参加者と一緒に考えていきます。

第4回

9月19日(木)


担当講師所属大学等

中部学院大学
看護リハビリテーション学部
教授 田中 耕

国保データから健康課題を探る

本格的な少子高齢化の進行や毎年増加する医療費の適正化のためにもますます健康づくりや予防活動の重要性が増してきています。国民健康保険制度はこれら地域住民の健康を担う重要な役割を担っております。この制度にかかる県内市町村の疾病状況や医療費のデータから県民の疾病状況や医療費の現状を明らかにし、県民の健康の保持増進や医療費適正化のために必要な健康課題を明らかにし、その対策のための方向性を探ってみたいと思います。

第5回

10月10日(木)


担当講師所属大学等

朝日大学
経営学部
教授 米田 真理

信長と能-戦国武将の処世術-

戦国武将にとって、能は大事な趣味・教養でした。豊臣秀吉や徳川家康をはじめ、上杉謙信、毛利元就、伊達政宗といったお馴染みの武将たちは、自ら舞台に立ったり楽器を演奏したりしました。ところが織田信長は能の鑑賞会は開いても自分は出演していません。信長にとって能は趣味ではなく「処世術」だったのではないか?本講座は、能との関わりから信長の人物像に迫ると同時に、能についての基礎知識も学べるような内容とします。

第6回

10月24日(木)


担当講師所属大学等

岐阜県職員

埋蔵文化財から見たふるさと岐阜の歴史

遺跡の発掘調査を通してよみがえる、数千年前の岐阜に暮らした人々の遺産の数々。これまで岐阜県文化財保護センターが実施した岐阜県内各所の発掘調査によって出土した実物の土器や石器等を紹介し、実際に触れていただきます。先人のすぐれた知恵や技術を学ぶことで、ふるさと岐阜の歴史に対する関心を高めていきます。

第7回

11月21日(木)


担当講師所属大学等

岐阜協立大学
経営学部
教授 古田 康生

岐阜県民の健康寿命を考える~「他人事」から「わたくし事」として考えて次世代に課題を残さないために~

平均寿命と健康寿命の差が「介護や寝たきりになり自立して健康に生活できない」期間となります。これは膨大な医療費となり次世代の大きな課題となっています。ここに健康運動やスポーツ・レクリエーション活動を実践する意義があります。しかし、実践する・しないの二極化が問題です。そこで、本講座では、多くの岐阜県民が健康寿命を延伸するため、「年代に適したスポーツ・レクリエーション活動で、生活を活性化させ、人生を豊かに過ごす」方法をグループ活動を通して一緒に考えます。

第8回

12月19日(木)


担当講師所属大学等

岐阜薬科大学
薬草園研究室
教授 酒井 英二

楽しく薬草と付き合う

薬草の宝庫である伊吹山を背景に周辺地域にとって、薬草は生活に欠かせないものとなっています。皆さんの家の周りにも薬草はたくさんあります。お屠蘇、七草がゆなど、昔はご自宅で楽しまれたのではないでしょうか。今もみなさんの台所にはきっと薬草があるあるはず。上手に薬草と付き合って、健康寿命を延ばしませんか。

第9回

2020年1月23日(木)


担当講師所属大学等

岐阜女子大学
家政学部
教授 藤木 節子

家庭科教育と岐阜アパレル

家庭科では、衣食住を中心とする家庭生活や社会環境の変化で生じる人間の生活をめぐる様々な課題を総合的に学びます。家庭科教育の変遷を紐解くと、明治5年小学校女子には「手芸」(裁縫と礼儀作法)が置かれ、その後「裁縫」と改められ、昭和10年頃、国の失業貧困対策としての洋裁教育が普及、戦後の洋裁学校ブームへつながりました。1945年、焼け野原から始まった一大産業が岐阜アパレルです。地元岐阜アパレルの歴史とともに家庭科教育を考えます。

第10回

2020年2月20日(木)


担当講師所属大学等

岐阜大学
地域科学部
教授 三井 栄

自然環境保全と観光振興の両立をめざして-乗鞍岳における社会実験-

乗鞍岳を活かした地域振興と自然環境保全の両立を目的とした社会実験についてご紹介します。①環境に負荷が少ない電気自動車(EV)乗入れ実験、②近年増加傾向の自転車で山頂を目指して登る「乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム」に注目したガチャガチャを用いた社会実験、③地元の小学生をはじめ来訪者が乗鞍岳を楽しみながらその魅力を再発見する地域探索ゲームといった各取組みとその効果を一緒に考えていきたいと思います。