受付開始までお待ちください。
開催概要
令和7年度公開講座『岐阜に生きる 岐阜と生きる』を開催いたします。
加盟機関の教職員が、最近の研究成果等を踏まえ、岐阜県の産業・技術・自然・教育など、岐阜に関する身近なトピックをお話します。どなたでも無料でご参加いただけます。
日程
2025年6月~2025年11月の不定期木曜日(全10回)
時間
14時00分~15時30分(受付は13時40分~)
会場
岐阜商工会議所 (岐阜市神田町2-2 4階 4-A会議室) (4-B会議室7/17のみ)
定員
各回とも募集定員は50名(先着順)
受講料
無料
対象者
一般
インターネット配信(オンデマンド配信)について
直接会場で受講できない遠方の方には、インターネットによるオンデマンド配信をいたします。
お申込みの際にご選択ください。
インターネットによる配信は、視聴専用ページのアカウントを発行し、メールで詳細を送付します。
- 配信動画は各講義日の約1週間後からご視聴いただけます。
- 視聴できる期間は約2週間です。
※一部インターネットによる配信で受講できない回があります。下記の講義スケジュールでご確認ください。
講義回 | 開講日 | 講義テーマ | インターネット配信の有無 |
1回 | 6月12日(木) | 雑草と言われる草はない | 配信なし |
2回 | 6月26日(木) | 飛騨圏域の地域医療を担う看護職人材の確保と育成 | 配信なし |
3回 | 7月10日(木) | 岐阜県の公立の高等教育機関を考える ~近隣県の公立大学の設置状況との比較から~ |
配信あり |
4回 | 7月17日(木) | 木造建築のおもしろさ | 配信なし |
5回 | 7月24日(木) | 能・狂言の魅力 -初学者の方も歓迎します- | 配信あり |
6回 | 10月9日(木) | 性感染症 ~正しい知識と予防のためには~ | 配信なし |
7回 | 10月23日(木) | いつまでもハツラツとした脳で生きる ~認知症を予防する術を学ぶ~ |
配信あり |
8回 | 10月30日(木) | 岐阜県の今後の政策について | 配信あり |
9回 | 11月13日(木) | 東日本大震災における保健師活動 「被災地の地域保健医療福祉復興における コーディネートと連携」 東日本大震災の派遣体験から伝えたいこと |
配信あり |
10回 | 11月27日(木) | 転倒予防の新常識!身体の感覚を鍛えて安全に歩こう | 配信あり |
講義スケジュール及びテーマ
第1回
2025年6月12日(木)
担当講師所属大学等
岐阜薬科大学
生薬学研究室
准教授 阿部 尚仁
※インターネットによる配信なし
雑草と言われる草はない
「雑草」と呼ばれる植物には、実は多様で重要な化学成分が含まれています。本講演では、これらの成分が持つ科学的な特性や潜在的な利用価値に焦点を当て、岐阜県の自然環境と関連づけてお話しします。不要と見なされがちな植物も、医薬や環境保全に応用可能な可能性を秘めています。「雑草」という概念を超え、化学的な視点で自然を見直し、新たな価値を発見する一助となれば幸いです。
第2回
2025年6月26日(木)
担当講師所属大学等
岐阜協立大学
看護学部
准教授 松原 薫
※インターネットによる配信なし
飛騨圏域の地域医療を担う看護職人材の確保と育成
我が国の医療・福祉分野は、加速度的な少子高齢化により、高齢者を支える人材不足に陥っています。岐阜県においては、特に飛騨圏域の生産年齢人口減少が他圏域に比べ最も著しく、少ない働き手が高齢者を支える人口構造となっています。今回、岐阜県私立大学地方創生事業として、飛騨圏域の高校で進路指導を担う教員、飛騨圏域在住の高校生とその保護者、及び看護職を志す大学看護学部生の4者の視座から、飛騨圏域の地域医療を担う看護職人材の確保と育成に必要な要素を明らかにし、人材の確保と育成の取り組みに関する示唆を得ることができましたのでご報告します。
第3回
2025年7月10日(木)
担当講師所属大学等
岐阜女子大学・大学院
家政学部生活科学科特任教授 /
岐阜市立女子短期大学
名誉教授 宮本 教雄
※インターネットによる配信あり
岐阜県の公立の高等教育機関を考える~近隣県の公立大学の設置状況との比較から~
現在岐阜県における公立大学は、県立の大学院大学が1、大学が1、岐阜市立の大学が1、短期大学が1の4大学があります。これらの公立大学の歴史的変遷を探るとともに、岐阜県周辺の他県の公立大学の設置状況と比較することによって、岐阜県の高等教育機関としての大学を考えます。
第4回
2025年7月17日(木)
担当講師所属大学等
岐阜県立森林文化アカデミー
准教授 松井 匠
※インターネットによる配信なし
木造建築のおもしろさ
国産材でつくる木造建築のおもしろさと、持続可能性について、「木組の家」「morinos」「NIPPONIA美濃商家町」などを事例に紹介する。日本の森林の現状と、木造建築の関係から、国産材で家をつくることの大切さを知る。建築における「強用美」について事例から学ぶ。岐阜県美濃市のまちづくりについて紹介する。「美」の身に付け方について実践的な手法を学ぶ。
第5回
2025年7月24日(木)
担当講師所属大学等
朝日大学
経営学部 / 大学院経営学研究科
教授 米田 真理
※インターネットによる配信あり
能・狂言の魅力 -初学者の方も歓迎します-
室町時代前期から600年以上にわたって受け継がれる古典芸能、能と狂言。現代人にとって、確かに言葉の面ではとっつきにくいのですが、筋書きや音楽は心身にすんなり馴染み、能舞台の造形や装束の美しさなど魅力がたくさんあります。本講座では織田信長との関わりや、中山道の宿場を描いた作品など、ここ岐阜の話題を通して鑑賞の“いろは”をお伝えします。
第6回
2025年10月9日(木)
担当講師所属大学等
岐阜聖徳学園大学
看護学部
助教 古田 千恵
※インターネットによる配信なし
性感染症 ~正しい知識と予防のためには~
性感染症(クラミジア、淋菌、梅毒など)は、コロナ禍以降、増加傾向にあると言われています。若年者が罹患すれば、男女ともに妊孕性(妊娠するための力)に影響することもあります。岐阜県内の性感染症の発生動向も踏まえ、感染を予防するために私たちに何ができるのかを皆さんとともに考えてみたいと思います。
第7回
2025年10月23日(木)
担当講師所属大学等
東海学院大学
人間関係学部心理学科
言語聴覚分野
准教授 野本 惠司
※インターネットによる配信あり
いつまでもハツラツとした脳で生きる ~認知症を予防する術を学ぶ~
日本の高齢者は年々と増え続け、岐阜県の認知症有病率は令和12年には高齢者人口の推計に対し4.3人に1人、令和22年には3.9人に1人が認知症と推計されています。自分が認知症かどうかについては発症した本人では気づきにくいこともあり、周りの人によって気づかれることもあります。認知症を予防するためには、食生活、運動、社会交流など様々なものがあります。本講座では認知症の基本的な話に加え、予防といった観点でお話をしていきます。
第8回
2025年10月30日(木)
担当講師所属大学等
岐阜県
清流の国づくり政策課 職員
※インターネットによる配信あり
岐阜県の今後の政策について
この講座では、岐阜県のこれからの政策の方向性などについてご説明します。
第9回
2025年11月13日(木)
担当講師所属大学等
中京学院大学
看護学部看護学科
教授 日髙 橘子
※インターネットによる配信あり
東日本大震災における保健師活動「被災地の地域保健医療福祉復興における コーディネートと連携」東日本大震災の派遣体験から伝えたいこと
名古屋市陸前高田市丸ごと支援の第一陣として、平成23年4月22日に全国初の長期派遣保健師として陸前高田市へ派遣された。保健チームの総括として、全国から派遣されていた保健師チーム、こころのケアチーム、リハビリチーム、栄養改善支援チームなどと連携して、被災者への健康支援活動を展開した。特に仮設住宅での高齢者などの閉じこもり防止に力を注ぎ、市内全町へ社会福祉協議会、NPOなどと協力して「お茶っこサロン」を広げた。
第10回
2025年11月27日(木)
担当講師所属大学等
中部学院大学
看護リハビリテーション学部
理学療法学科
講師 菅沼 惇一
※インターネットによる配信あり
転倒予防の新常識!身体の感覚を鍛えて安全に歩こう
転倒予防には筋力やバランス能力だけでなく、「体性感覚(身体の位置や動きを感じる感覚)」が重要です。本講演では、転倒リスクと体性感覚の関係を解説し、感覚を鍛えることで安全に歩行できる仕組みを紹介します。高齢者に多い転倒の特徴や、日常生活で簡単に取り入れられる感覚トレーニング方法を具体的に解説し、実践的な予防策を提案します。転ばないための新常識を学び、安心して歩ける身体づくりを目指しましょう。