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Public Course平成28年度 落語を笑遊するⅡ~噺の周辺~

開催概要

日程

2016年4月~2017年3月の不定期金曜日

時間

19時~20時30分

会場

岐阜大学サテライトキャンパス(岐阜スカイウイング37東棟4階)

定員

各回とも募集定員は50名(先着順) 

申込多数のため受付終了いたしました。

受講料

無料

対象者

一般

聴講方法

対面のみ

情報科学芸術大学院大学 小林 昌廣 教授

1959年東京生まれ。大阪大学大学院医学研究科博士課程単位取得。医療・哲学・芸術の三点から見た身体論を構築。専門は医療人類学、身体表現研究、表象文化論、古典芸能批評。歌舞伎は三歳の頃から見続けている。古今亭志ん朝と同じ町内会であったのが自慢。主著に『病い論の現在形』『臨床する芸術学』など多数。

講師からのメッセージ

爆笑噺、人情噺、怪談噺、そして新作落語・・・・。いかなるジャンルの落語であっても、そこには「世界」というものが存在する。登場人物、時代背景、場所、時刻、それに世相や環境など、噺家はいわばそうした「世界」を巧みに言語化する人間に与えられた名称である。聞き手は、噺家の描く「世界」を想像し、ときには創造し、同調し、協調し、ときとして牽引され、引き離され、逆ギレしつつ、オチまで噺家とその旅を同行する。現実に引き戻された聞き手は、現実とのギャップに安心し、驚嘆し、落胆し、また錯誤する。しかし、かつての古典落語は、聞き手の生活圏内とほとんど変わることのない世界が現実世界と連続していた。その時に起こる笑いは、そのまま現実世界での笑いとなる。それでは、人びとは、どのような生活文化のなかで落語という古典文化を受容し、需要してきたのだろうか。前年度の「落語を笑遊する~噺家列伝」で扱えなかった噺家や演目にも言及しつつ、噺および噺の周辺(世界)について考察する。

講義スケジュール及びテーマ

第1回

4月8日(金)

古典落語の傑作①~時そば(時うどん)

第2回

5月13日(金)

遊女はつらいよ①~三枚起請・五人廻し

第3回

6月3日(金)

遊女はつらいよ②~お直し・品川心中(上)

第4回

6月24日(金)

遊女はつらいよ③~お見立て・幾代餅

第5回

7月15日(金)

古典落語の傑作②~芝浜

第6回

8月5日(金)

大工八五郎のユーウツ①~妾馬・粗忽長屋

第7回

9月9日(金)

大工八五郎のユーウツ②~反魂香・厩火事

第8回

9月30日(金)

大工八五郎のユーウツ③~蒟蒻問答・掛取万歳

第9回

10月21日(金)

古典落語の傑作③~明烏

第10回

11月11日(金)

大家さん大活躍①~小言幸兵衛・大工調べ

第11回

12月2日(金)

大家さん大活躍②~子ほめ・天狗裁き

第12回

12月16日(金)

古典落語の傑作④~火事息子

第13回

1月13日(金)

若旦那大丈夫?①~唐茄子屋政談

第14回

2月3日(金)

若旦那大丈夫?②~船徳

第15回

3月3日

若旦那大丈夫?③~親子茶屋・二階ぞめき

      

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