開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、令和3年度の公開講座として、子供の発達・成長に関する講座を開催します。乳幼児から小学校高学年までを対象に、発達段階に応じた保育・子育てに必要な知識を提供します。子供の成長や子育ての悩みなどを扱う子供論に関する内容です。興味を持たれた方はぜひともご参加ください。また、一部の講義は、インターネットによるオンデマンド配信により受講することもできます。
日程
令和3年5月27日(木)~11月25日(木)(全6回)
時間
各回とも10:30~12:00(受付は10:10開始)
会場
岐阜大学サテライトキャンパス(岐阜スカイウイング37東棟4階)
定員
各回とも募集定員は50名(先着順)
申込多数のため受付を終了いたしました
受講料
無料
対象者
一般
インターネット配信(オンデマンド配信)について
直接会場で受講できない遠方の方には、インターネットによるオンデマンド配信をいたします。お申込みの際にご選択ください。
インターネットによる配信は、視聴専用ページのアカウントを発行し、メールで詳細を送付します。
- 配信動画は各講義日の約1週間後からご視聴いただけます。
- 視聴できる期間は約2週間です。
※一部インターネットによる配信で受講できない回があります。下記の講義スケジュールでご確認ください。
講義スケジュール及びテーマ
第1回
5月27日(木)
8月31日(火)
担当講師所属大学等
岐阜女子大学
文化創造学部初等教育学専攻
准教授
奥村正彦
※インターネットによる配信あり
今一度、「3歳児神話」について考える
「平成10年度版厚生白書」において、「3歳児神話」(子どもが3歳になるまでは、母親は子育てに専念すべきであり、そうしないと成長に悪影響を及ぼすという考え方)には合理的な根拠が認められない」と記された。それと軌を一にするかのように、3歳未満児の保育所等への入所園児数は増加してきている。乳幼児期における愛着形成の重要性が叫ばれている今日、乳幼児期における望ましい子育ての在り方について考えてみましょう。
第2回
6月17日(木)
担当講師所属大学等
岐阜聖徳学園大学・同短期大学部
岐阜聖徳学園大学短期大学部
准教授
大西薫
※インターネットによる配信あり
子どもの成長発達と病気 -病気の予防とホームケア-
成長発達過程にある子どもだからこそ、病気やケガは大人よりも多いのが一般的です。どうしてなのでしょうか?子どもの特徴を踏まえながらお話しします。皆さんがしている病気の予防としての手洗い・うがい。この「うがい」は、な・なんと!岐阜に馴染み深い「鵜飼い」が語源とされています。このような身近な話から、ご家庭や保育現場で行われる病気の予防対策や、病気になった時のホームケアなどをお伝えします。
第3回
7月13日(火)
担当講師所属大学等
東海学院大学・同短期大学部
東海学院大学短期大学部
准教授
浅野秀男
※インターネットによる配信なし
今、教師は子供達を育てるという事を、どう考えればいいのだろう?
粘土は可塑性を特長とします。掌に粘土の小さな球を置いて、右の手に力を入れると左手でその力を受けます。そうしないと形はできていきません。今子供達には多様な力が掛かっています。教師はどうその力を受けたらいいのか?答えのないことを考えてみます。
第4回
9月22日(水)
担当講師所属大学等
中京学院大学・同短期大学部
保育科
専任講師
信太寿理
※インターネットによる配信あり
親子の愛着(アタッチメント)について
親子関係を理解する上で、愛着(アタッチメント)は欠かせない考え方の1つであり、現代では一般的にも認知され始めている。しかし、誤った理解や不十分な理解をされていることも多い。本講座では、愛着についての基礎的な内容について、なるべく例などを用いながら丁寧に解説していこうと思っている。
第5回
10月19日(火)
担当講師所属大学等
中部学院大学・同短期大学部
幼児教育学科
教授
ダーリンプル規子
※インターネットによる配信あり
関わり合いの中で育まれる子どもたち
人は生まれた瞬間から、養育者との心の響きあいの体験を多くする中で、人として育っていきます。愛着が育ち、信頼感が育ち、さらに自己肯定感が育ち、外の世界へと心は広がっていきます。ことばで表現できなくても、子どもは行為で、表情で、あそびで、私たちへ語りかけています。そこに私たちが応えるからこそ、健やかに育っていけるのです。子どもの心の発達を保育学・乳幼児精神保健学・精神分析学の視点から見てみましょう。
第6回
11月25日(木)
担当講師所属大学等
大垣女子短期大学
幼児教育学科
講師
名和孝浩
※インターネットによる配信あり
子どもの「みてほしい」に応える大人
―0,1,2歳児の保育記録―
子どもは誰しも自分を「みてほしい」という大きな欲求を抱えています。しかし、子どもたちみんながそれを上手く伝えられるわけでもなく、また大人が上手くキャッチできるわけでもありません。ことばで伝えることができない0~2歳児では尚更です。自己肯定感の育ちにつながる大事な場面をいかに引き出して応えるのか、子どもの思いに応えようとする保育現場のエピソードから考えてみましょう。