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Public Course平成22年度 古典への誘い~落語とその周辺~

開催概要

日程

2011年4月1日(金)~2011年7月29日(金)ほぼ隔週金曜日

時間

午後6時30分~午後8時(開場:午後5時30分)

会場

岐阜大学サテライトキャンパス(岐阜スカイウイング37東棟4階)

定員

各回とも募集定員は100名(先着順) 

申込多数のため受付終了いたしました。

受講料

無料

対象者

一般

聴講方法

対面のみ

情報科学芸術大学院大学 小林 昌廣 教授

1959年東京生まれ。大阪大学大学院医学研究科博士課程単位取得。医療・哲学・芸術の三点から見た身体論を構築。専門は医療人類学、身体表現研究、表象文化論、古典芸能批評。歌舞伎は三歳の頃から見続けている。古今亭志ん朝と同じ町内会であったのが自慢。主著に『病い論の現在形』『臨床する芸術学』など多数。

講師からのメッセージ

古典芸能ないし伝統芸能の世界は広く深い。そして複雑でかつ簡潔でもある。あるいは現代的であり古典的でもある。「古典」とか「伝統」という言葉を使ってしまった段階で、それらの表現はすでに「現代」からは距離を置いて捉えられることになる。だが、本当にそうであろうか?  現代のさまざまな表現よりもはるかに斬新で未来的で批評的な古典や伝統はいくらでも存在する。そして何よりも、人びとが古典芸能や伝統芸能の空間に足を運び、あるいはそれらの技能を習得しようとするのは、わたしたちの身体がそもそも普遍的なものであって、時代や様式や流行を超えて成立してるからに他ならないのである。つまり、古典や伝統について考えることは、「現代」の「わたしたち」の「身体」について考えることとほぼ同一のことなのだ。  2011年度より開講されている講座から、わたしたちの身体はさらに飛翔ないし潜行して、「現代的な古典」ないし「古典的な現代」という新しい世界へ突入する。いわば、本年度はそのための地図づくりの意味合いをもっている。

講義スケジュール及びテーマ

第1回

4月1日(金)

落語の過去・現在・未来

第2回

4月15日(金)

落語の登場人物1~男性篇

第3回

5月13日(金)

落語の登場人物2~女性篇

第4回

5月20日(金)

落語の「高座」論~舞台芸術の立場から

第5回

6月3日(金)

落語演目論1~時そば(時うどん)

第6回

6月17日(金)

落語演目論2~芝浜

第7回

7月1日(金)

落語の主題論1~病い、貧困、しくじり

第8回

7月15日(金)

落語の主題論2~親子、夫婦、男女

第9回

7月29日(金)

まとめ~志ん朝と枝雀、ふたたび

      

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