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Public Course平成23年度 続々「落語」という世界~舌耕の身体Ⅲ~

開催概要

日程

2011年9月~2012年2月のほぼ隔週金曜日

時間

午後6時30分~午後8時(開場:午後5時30分)

会場

岐阜大学サテライトキャンパス(岐阜スカイウイング37東棟4階)

定員

各回とも募集定員は100名(先着順) 

受付終了しました

受講料

無料

対象者

一般

聴講方法

対面のみ

情報科学芸術大学院大学 小林 昌廣 教授

1959年東京生まれ。大阪大学大学院医学研究科博士課程単位取得。医療・哲学・芸術の三点から見た身体論を構築。専門は医療人類学、身体表現研究、表象文化論、古典芸能批評。歌舞伎は三歳の頃から見続けている。古今亭志ん朝と同じ町内会であったのが自慢。主著に『病い論の現在形』『臨床する芸術学』など多数。

講師からのメッセージ

落語を、世界でもっともユニークな「単独者による話術」という身体表現と捉えてきた本講座では、落語の歴史、落語の演目、落語の登場人物、落語家のキャラクターといった、純粋に「落語学」的な主題をとりあげ、考察を続けてきた。今回も、落語への「愛」という侵しがたい欲望の充足を反復しつつ、「落語とは何か」という原因にして結果であるこの問いかけに対する解答の可能性を列挙してゆきたい。人はなぜ他者の語りによって想像の世界の扉を開かれ、また世界を幾重にも跳躍し、元の世界へと戻ってくることができるのか。その問いに答えるためには、ただ愚直に落語に耳を傾けるしかないのである。「日本」の「古典芸能」の「話術」のひとつである「落語」という表現について、学術的な相貌をできるだけ剥ぎ取り、ひたすら話=噺=咄のなかへと埋没し、潜行し、陥入する快楽を、一人でも多くの人と共有したい。落語とは、主に笑いという感情表現を共有する、もっとも原始的でありながら、もっとも知的なパフォーマンスなのである。前回同様に映像と音源を多数用いながら、「落語とは何か」について考えつづける。

講義スケジュール及びテーマ

第1回

9月16日(金)

落語史再考~文化としての落語

第2回

9月30日(金)

落語の様態論1~新作(創作)落語

第3回

10月21日(金)

落語の様態論2~禁演落語

第4回

11月4日(金)

落語の様態論3~艶笑落語

第5回

11月18日(金)

上方落語論~爆笑噺の系譜

第6回

11月25日(金)

江戸落語論~人情話の起源

第7回

1月6日(金)

落語演目論1(演目未定)

第8回

1月20日(金)

落語演目論2(演目未定)

第9回

2月10日(金)

まとめ+わが愛しの噺家たち

      

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