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Public Course平成27年度 岐阜を知ろう もっと識ろう

開催概要

ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟機関の教員が、最近の研究成果を基に、身近な話題をお話します。共通テーマは、『岐阜を知ろう もっと識ろう』。岐阜県の産業・技術・自然・教育など多岐に亘ります。岐阜県内居住の方及び岐阜県内に勤務の方どなたでも受講できます。高校生以上で年齢・性別は問いません。

日程

2015年4月~2016年1月の不定期金曜日(およそ1カ月に1回)

時間

19時~20時30分

会場

岐阜大学サテライトキャンパス(JR岐阜駅前)

定員

各回とも50名(先着順)

受講料

無料

対象者

一般

インターネット配信(オンデマンド配信)について

直接会場で受講できない遠方の方には、インターネットによるオンデマンド配信をいたします。お申込みの際にご選択ください。
インターネットによる配信は、視聴専用ページのアカウントを発行し、メールで詳細を送付します。

  • 配信動画は各講義日の約1週間後からご視聴いただけます。
  • 視聴できる期間は約2週間です。

※一部インターネットによる配信で受講できない回があります。下記の講義スケジュールでご確認ください。

講義スケジュール及びテーマ

第1回

4月24日(金)


担当講師所属大学等

岐阜県統計課

統計データから見た岐阜県の現状

統計データからみた「ふるさと岐阜県」の現状について紹介させていただきます。豊かな森林があり水に恵まれている、県の人口は多い方か少ない方か、人々の生活を支えている産業は何か、全国トップの製品は何か、家族構成等からみた暮らしぶりなど、統計データからは岐阜県ならではの多くの特徴が見えてきます。改めて「ふるさと岐阜県」の現状や自慢について振り返るきっかけとなれば幸いです。

第2回

5月15日(金)


担当講師所属大学等

岐阜市立女子短期大学
教授 柳田 良造

岐阜のまちづくり

岐阜の市街地の構造には長良川や金華山という特徴的な地形要素を基に、戦国期から始まる城下や町人地の形成、明治大正期の市区改正、戦後の都市開発など人間の働きかけにより形成された環境の重層性を読みとることができる。講義では近代の都市形成過程を追いながら「if=もし歴史的にここでこういう計画がなされていれば」という仮説を設定し、「岐阜の都市空間が今の姿とはだいぶ異なっていたものになっていたであろう。」ことを描き出す。

第3回

6月26日(金)


担当講師所属大学等

岐阜聖徳学園大学短期大学部
准教授 西脇 泰子

岐阜のおもてなし〝 鮎 〟-香りと味わい-

岐阜といえば『鵜飼』、鵜飼といえば「鮎」です。「清流長良川の鮎」は、昨年10月世界農業遺産を目指す承認地域として選定されています。私たちにはなじみの「鮎」という響きですが、「夏の風物詩」、「嗜好の一品」として扱われ、家庭の食卓に上る頻度は、それほど多くはないと思います。「鮎」は香魚とも呼ばれ、おいしい魚です。この講座では、鮎の独特の香りや栄養成分の特長、おいしく食べる調理法など、新たな「鮎」を知っていただきたいと思います。

第4回

7月10日(金)


担当講師所属大学等

岐阜薬科大学
教授 酒井 英二

伊吹山と薬草

伊吹山は,滋賀県北部と岐阜県西部の県境を南北に連なる伊吹山脈の主峰に位置する.石灰岩であるため土壌の発達が悪い上に,強い季節風と多雪のため森林が発達せず,山頂付近には草原が広がり,多くの植物が生育している.その中には約280種類の薬用植物が自生しているといわれ,古くから伊吹山周辺の人々に伊吹百草として愛用されている.伊吹百草とは何か,その一部を紹介する.

第5回

8月21日(金)


担当講師所属大学等

朝日大学経営学部
教授 荻久保 嘉章

岐阜の杞柳産業と知識の伝播

明治期、耕作に不適当な地域の農村経済を支える副業として注目された杞柳の栽培と細工について先進地から学んだ岐阜では、本巣郡生津村(現瑞穂市)周辺に豊岡(兵庫県)に次ぐわが国第二の杞柳産業産地を形成するとともに、当地に蓄積された知識は、さまざまな形で各地へ伝播していった。本講では、こうした概況とそこから学ぶものについて話したい。

第6回

9月4日(金)


担当講師所属大学等

岐阜経済大学経営学部
教授 竹内 治彦

岐阜県の産業史 ~西濃地方を中心に~

岐阜県の産業は、従業員数でみたとき、鉱工業の特化係数が全国の中で高いように、地域の資源による産業も発展させてきました。大垣は明治期の不振を挽回すべく、明治の末から産業都市への転換をなしとげます。その背後には揖斐川の水流や赤坂の石灰があったことを見ながら、西濃地方の産業の歴史について理解を深めたいと思います。

第7回

10月2日(金)


担当講師所属大学等

東海学院大学人間関係学部
講師 國枝 徹朗

「近代の大垣はこんなとこ」~運輸・交通や工業等の様子から~

大垣と言えば、芭蕉の「奥の細道結びの地」が一番に頭に浮かんできますが、それ以外にも、金生山や大垣城等、歴史の舞台に大垣は出てきます。この講義では、前述のようには目立つことはありませんが、明治維新後の近代においても、運輸・交通や工業等の面を中心に、大垣はこんな発展をしていたんだ、こんな特徴があったんだ、こんなとこやったんや・・・といった歴史的事実事象を、昔と関わらせたりしながら、皆さんと見ていきたいと思います。

第8回

11月13日(金)


担当講師所属大学等

岐阜女子大学地域文化研究所
教授 丸山 幸太郎

宝暦治水と平田靱負の死

木曽三川は下流域の岐阜県西南部でロート状に集中合流し、出水のたびに水害をもたらし、水害常習の輪中地帯を形成していた。江戸中期の宝暦4~5年、幕府は三川分流を図る抜本的な大規模治水を計画し、薩摩藩にその実行を命じた。薩摩藩は、家老平田靭負を総奉行として見事に完成したが、割腹等80余名の犠牲者が発生。その要因を追及する。

第9回

11月20日(金)


担当講師所属大学等

中部学院大学経営学部
教授 今井 春昭

東西文化の接点ぎふ県 -日本の真ん中はおもしろい-

岐阜県は位置的に見て、日本のほぼ真ん中にあるが、人口の分布状況から見ると、国の人口重心が少なくとも50年以上県内にあって、まさに「岐阜県は日本の『へそ』」と言うことができる。また、大地溝帯フォッサマグナの東縁をなす糸魚川ー静岡構造線に沿って生物の生態系に影響を及ぼしている飛騨山脈や赤石山脈の懸崖がもたらした人間の生活文化の相違についても、岐阜県にはその影響を受けて、興味深い東西文化の接点をなしている事例が多い。単なる「へそ」ではない岐阜県の地理的なおもしろさを発見する。

第10回

12月4日(金)


担当講師所属大学等

岐阜県立看護大学看護学部
地域基礎看護学領域
教 授 森 仁美
准教授 山田 洋子
講 師 日比野 直子
講 師 大井 靖子
助 教 原田 めぐみ

住み慣れた地域で健康に暮らすために知っておきたいこと

高齢になっても住み慣れた地域で暮らすために役立つ保健医療福祉サービスについて、身近な事例を通して説明します。さらに、ワークショップ形式の意見交換を行い、各種サービスをうまく活用する方法や、住民の立場で他者を支える可能性について話し合いたいと思います。

第11回

2016年1月8日(金)


担当講師所属大学等

岐阜大学応用生物科学部
教授 中川 智行

発酵の話 -岐阜の微生物が醸し出す世界-

私たち人類は太古の昔から微生物の能力を様々な形で生活に活用してきました。その微生物による働きは「発酵」とよばれ、私たちは毎日その恩恵に与っています。本講座では、その「発酵」に関する様々な知識を紹介します。