開催概要
ネットワーク大学コンソーシアム岐阜では、令和2年度の公開講座として、子供の発達・成長に関する講座を開催します。乳幼児から小学校高学年までを対象に、発達段階に応じた保育・子育てに必要な知識を提供します。子供の成長や子育ての悩みなどを扱う子供論に関する内容です。興味を持たれた方はぜひともご参加ください。また、一部の講義は、インターネットによるオンデマンド配信により受講することもできます。
日程
令和2年9月7日(月)~10月19日(月)(全6回)
時間
各回とも10:30~12:00(受付は10:10開始)
会場
岐阜大学サテライトキャンパス(岐阜スカイウイング37東棟4階)
定員
各回とも募集定員は50名(先着順)
受講料
無料
対象者
一般
インターネット配信(オンデマンド配信)について
直接会場で受講できない遠方の方には、インターネットによるオンデマンド配信をいたします。お申込みの際にご選択ください。
インターネットによる配信は、視聴専用ページのアカウントを発行し、メールで詳細を送付します。
- 配信動画は各講義日の約1週間後からご視聴いただけます。
- 視聴できる期間は約2週間です。
※一部インターネットによる配信で受講できない回があります。下記の講義スケジュールでご確認ください。
講義スケジュール及びテーマ
第1回
9月7日(月)
担当講師所属大学等
岐阜聖徳学園大学
教育学部
専任講師
水谷 亜由美
※インターネットによる配信なし
「なぜ?」「どうして?」は学びの芽生え―子どもの質問にどう応えていますか?―
幼児期の子どもは、よく大人に対して「なぜ?」「どうして?」と尋ねます。あらゆることに対して質問する子どもに、「また聞くの?」「忙しいから後で」と思うことがあるかもしれません。しかし、子どもの「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ち、質問する姿は、「自ら学ぶ力」の育ちにつながる大切な姿です。日頃の子どもとのやりとりを思い起こしながら、質問を繰り返す姿にみられる育ちと、育ちを支える大人のかかわりについて考えてみましょう。
第2回
9月9日(水)
担当講師所属大学等
東海学院大学
人間関係学部
子ども発達学科
客員准教授
田中 ヒロ江
※インターネットによる配信なし
子どもの育ちは乳幼児期から
乳幼児は、大人との信頼関係に支えられ、安心して興味・関心に向かって自己発揮することができる。その時、言葉に表現できない心の内を理解して対応することで、その子ならではの体験や挑戦を重ねてその子らしく成長できる。
第3回
9月16日(水)
担当講師所属大学等
大垣女子短期大学
総合教育センター
教授 茂木 七香
※インターネットによる配信なし
子育て期の疑問や不安の解消に役立つ心理学の知識
子育てをしていると子どもの言動の理解に苦しむことが時々あります。「なんでこの子は…」と思う前に、発達段階という大きな枠組みで捉え直してみると、案外解明できることかもしれません。子育て期に体験する「なんでそうなるの?」「どうすればいいの?」という疑問や不安を、発達心理学の知見やカウンセリングの知識・技法を用いて解説します。子育て中の方にもこれから子どもを育てる方にもぜひ知っておいてほしい内容です。
第4回
10月8日(木)
担当講師所属大学等
中部学院大学
教育学部
子ども教育学科
准教授 水野 友有
※インターネットによる配信あり
ことばによらない人間発達学〜「笑い」から探る子どもの世界〜
人間は、笑い、笑わせ、笑い合う生き物です。そして、生まれる前から微笑むことがわかっています。子どもの笑いの発達は、古くて新しいテーマです。人間の赤ちゃん、障害のある人たち、人間以外の霊長類の観察をもとに、ことばによらない「笑い」を通して、人間の発達のユニークさや多様性ついて考えていきます。人間の子どもはどんな時に、どうして笑うのか、新しい視点から子どもの世界に触れてみましょう。
第5回
10月14日(水)
担当講師所属大学等
岐阜女子大学
文化創造学部
文化創造学科
初等教育学専攻
准教授 奥村 正彦
※インターネットによる配信あり
今一度、3歳児神話について考える
「平成10年度版厚生白書」において、「3歳児神話」(子どもが3歳になるまでは母親は子育てに専念すべきであり、そうしないと成長に悪影響を及ぼすという考え方)には合理的な根拠が認められない」と記された。それと軌を一にするかのように、保育所への入所園児数は増加の一途を辿っている。乳幼児期における愛着形成の重要性が叫ばれている今日、その重要性を確認したうえで、一体誰が乳幼児期における愛着形成を図るべきかについて考察する。
第6回
10月19日(月)
担当講師所属大学等
中京学院大学
短期大学部保育科
教授 横井 喜彦
※インターネットによる配信あり
2歳児クラスの魅力
1歳児を引きずる時期から「4歳」に向かう時期まで1年間で大きく変化する2歳児の魅力をお伝えします。